運用停止措置が解除されたアメリカ軍の輸送機オスプレイについて、沖縄県の普天間基地では、14日午前、およそ3か月ぶりに飛行が再開されました。
岩国市の福田市長は、一連の国からの説明について、一定の理解を示しつつも「十分ではない」との認識を示しました。
去年12月から続いていたアメリカ軍のオスプレイの運用停止については、アメリカ軍が3月8日に解除を発表。
国は、14日以降、飛行が再開されると岩国市などに説明していて、沖縄県の普天間基地では、14日午前、海兵隊のオスプレイの飛行が確認されています。
オスプレイの飛行再開について、岩国市の福田市長と村岡知事がそれぞれ報道機関の取材に応じました。
(福田岩国市長)
「なかなか専門的な分野なので、我々は一定の理解をしないといけないと思うが、さらに細部にわたっての情報は、これ以上無いので、全体的に十分な説明だったかどうかとなれば、十分ではないと言わざるを得ない」
(村岡知事)
「安全な運航ができるということを、国としても考えているというところを信じるほかないわけでありますけれど、我々としてもきちんとステップを踏んで安全を最優先にしながら段階的に確認をきちんとしながら運航の再開に取り組んでいただきたい」
岩国基地には、アメリカ空軍のオスプレイ2機が駐機中ですが、14日はプロペラを回転させる様子などが確認されたものの、飛行はしませんでした。
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