上関町議会で14日、一般質問が行われ、使用済み核燃料の中間貯蔵施設について議論が交わされました。
14日の一般質問では、これまで2回実施された町民対象の使用済み核燃料貯蔵施設の視察が議題にあがりました。
反対する議員が、視察参加者があわせて21人と、当初想定していた50人の半分以下だったことを指摘、視察の必要性を質しました。
(山戸議員)
「乾式貯蔵施設への視察という事業への必要性や優先順位は低く、まずは住民への情報提供や町長ご自身の住民との意見交換などが優先されると」
(西上関町長)
「私は町民の皆さんが上関町に本当に中間貯蔵施設が必要なのかを判断するうえでも、まずは実際に施設を見ていただくことが重要であると思っているので、視察事業については引き続き来年度も継続して行う」
また西町長は、視察参加者へのアンケートでは「安全と感じた」、「やや安全と感じた」と答えた人がおよそ9割だったと明らかにしました。
町は新年度の当初予算案にも視察費用200万円を盛り込んでいます。
また、西町長は、町主催で国を交えた住民説明会を開く意向を示し、時期については国や中国電力と協議を行っていくとしています。
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