きょう14日(木)の山口県は、少し薄雲は広がったものの柔らかな日ざしはタップリの一日。
最高気温は山口市内で17度など、サクラのつぼみの生長を後押しする暖かさとなりました。
あす15日(金)にかけては西日本は高気圧にどっしりと覆われ、非常に安定した天気が続く見込みです。
山口県内は各地で、ほとんど雲のない“快晴”の天気が続きそうです。
よく晴れるぶん、朝は放射冷却による底冷えが強まり、徳佐は最低気温が氷点下の予想ですが、日中の気温は16~17度くらいから、山口市内は19度など、昼間、日ざしの下で過ごす際には上着いらずの暖かさとなるでしょう。
よく晴れるぶん、引き続き空気の乾燥に注意が必要です。
また、スギ花粉の飛散シーズンは終盤ながら、まだ症状が出るには十分な量が飛ぶおそれがある上に、ヒノキ花粉も少し飛び始めていますので、スギ、ヒノキ、両方の花粉対策も、しっかり心がけましょう。
土曜日も日中はおおむね晴れて、最高気温が山口市内で20度に達する予想…季節を1か月ほど先取り、4月中旬並みの暖かさとなりそうです。
しかし日曜日は、低気圧や前線の通過で、朝から日中は弱い雨が降りやすくなります。
この雨の後、来週は最高気温で15度に届くかどうか微妙な、暖かさ控えめの日々が続くでしょう。
来週は周期的な天気変化で、週半ばの「春分の日」は、やや不安定な天気の心配があります。
最新!サクラ開花・見頃予想
先月からの気温変化を振り返ると、2月は中旬に山口市内で最高気温が20度目前まで上がったり、春一番も観測もあったり、と、早くも春本番が来たのか、という暖かさの日もありました。
しかし、その後は度々寒の戻りがあるなど、季節の歩みが少し足踏みとなった時期もありました。
この気温経過を反映してか、下関のサクラ標本木における、各民間気象会社の開花予想は、2月半ば時点で発表したものより、各社、やや遅めの修正となってきています。
ただ、これにより、おおむね平年並みか、わずかに早い程度、という予想で、春本番の訪れとしてはまずまず順調、というところです。
サクラは開花から1週間~10日ほどで満開になります。
3月最後の週は続々と開花が始まっていき、4月に入った頃にちょうど見頃になる、という感じでしょうか。
4月2週目に行われる子供たちの入学式の頃は、ちょうど一番の花盛りか、少し桜吹雪が始まる可能性もありますが、サクラが見事に咲き誇る風景で、入学式の写真も収められそうな雰囲気です。
詳しく、県内各地の名所における、サクラ見頃時期の予想です。
大寧寺は少し早く3月終わりに見頃が始まりそうですが、全般には4月に入って一番の見頃の時期になる、という見通しです。
今年のサクラは早すぎず遅すぎず、各地でサクラまつりなどのイベントが行われている時期が、一番の花盛りが期待できそうな雰囲気です。
サクラの花が咲き誇る季節が、あと2~3週間後に迫っています。
サクラを楽しむ、お出かけの計画を、早めにしっかり練っていきましょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)