教員確保に向けて、県教育委員会は15日、実施要項を1か月半ほど前倒して発表しました。
来年春の教員採用の見込み者数は、全体で419人程度としていて、新たに大学などから推薦を受ける「特別選考」を設けます。
県教育委員会によりますと、来年春に採用される教員は、小学校が170人程度、中学校が130人程度、高校が78人程度で、特別支援学校などを合わせて全体で419人程度となっています。
また教員確保に向けて、新年度から新たな取り組みが始まります。
このうち「大学等推薦特別選考」は、県教育委員会が指定する大学などから推薦を受けるもので、大学名、採用人数などは非公表としていますが、過去の大学別の合格実績などを考慮するとしています。
また、一次試験の会場については、従来の県内3会場と東京、関西に加えて、新たに九州(福岡)を加えます。
また県外からの受験者の負担軽減などに向け、一次試験における「集団面接」を廃止します。
教員採用試験の志願倍率は、2014年(平成26)の4.4倍から去年は2.5倍へと下がっていて、県教委は教員確保に向けて力を注いでいます。
(県教育委員会教職員課・根ヶ山耕平課長)
「我々としては有意義な魅力のある仕事だと思っているが、それがなかなか伝わっていない。しっかり魅力をPRして、ひとりでも多くの志願者が受験してくれて教育の力になってくれればと思う」
教員採用の一次試験は、7月6日・7日の2日間、二次試験は小学校が8月17日から20日、小学校以外は8月17日と18日です。
出願受付も従来より2週間ほど延長し、4月15日から5月24日までとなっています。
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