週明けの、きょう18日(月)の山口県は、北風は少し冷たかったものの、日ざし十分の天気が続きました。
しかし気象衛星による雲画像を見ると、大陸方面では大きく雲がまとまってきており、ここで発生する低気圧や前線が日本付近に進んでくることであす19日(火)は天気は下り坂となってきます。
また、朝鮮半島から日本海の低気圧は、上空に強い寒気を伴っていて、これにより県内は大気の状態が不安定になりそうです。
あす19日(火)は、朝から厚い雲に覆われ、昼前後を中心に急な雨・雷などが心配な不安定な空模様となる見込みです。その後、夜にかけても再び、少しにわか雨の可能性があります。朝は少々冷え込みが強まり、徳佐は最低気温が1度となるなど、山間部や内陸ほど遅霜に注意が必要です。日中の気温は、13度くらいの所が多く、日ざしが少ない分、肌寒さが増してきます。
スギ花粉の飛散シーズンは終盤、ヒノキ花粉は、まだ、わずかに飛び始めた程度ですが、全般には花粉の飛散量は「やや多く」なる、とみられます。入念な対策は引き続き、お願いします。
あす(火)の変わりやすい天気も心配ですが、もっと気がかりなのが、20日(水)の祝日「春分の日」です。この日は日本海で寒気を伴う低気圧が急速に発達し、山口県は再び急な強い雨や雷などの不安定な天気になるとともに、等圧線の間隔が狭まって気圧の傾きが大きくなることで、かなり強い北寄りの風が吹き抜けていきそうです。
山口市内では、20日(水・祝)は、最高気温で1桁止まりと真冬の寒さが戻り、さらに北風も強まることでいっそう体感的には厳しい寒さになる見通しです。さらに、激しさが増す北風は、瞬間的に20~30メートルに達するおそれがあり、場合により、暴風や波浪の警報が出てくる可能性もあります。
せっかくの祝日でお出かけの予定の計画を練っている方も多いと思いますが、安全第一、無理をしない行動など、心がけて頂きたいと思います。
木曜日は天気は持ち直しますが、まだ寒さは2月並み。金曜朝まで冷え込みが厳しいでしょう。週末は気温は上昇傾向ですが、前線の雨雲が流れ込みやすくなり、来週初めにかけて、やや雨の量がまとまってくる可能性もあります。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)