令和の大改修が行われている山口市の瑠璃光寺五重塔を資金面から支えようと地元の信用金庫が300万円を贈りました。
寄付したのは山口市に本店をおく萩山口信用金庫で椙山一生理事長が渡邉博志住職に300万円の目録を手渡しました。
国宝・瑠璃光寺五重塔では檜皮葺屋根の全面改修がおよそ70年ぶりに行われていて、工事は再来年の春まで、費用は8億円ちかくかかる見通しでそのうち1割を瑠璃光寺が負担します。
五重塔の西側は透明パネルになっているほか、下から3番目の屋根「三重」の部分の改修工事の様子が見られるモニターも設置してあります。
この日は台湾や韓国からも多くの観光客が訪れていました。
しかし、瑠璃光寺では拝観料を取っていないため改修費用を捻出するのに依然、苦しい状況ということです。
(萩山口信用金庫・椙山一生理事長)「山口観光の中心。寄付きっかけで更に集まれば。」
(瑠璃光寺・渡邉博志住職)「地域の活性化という視点で寄付いただいたのはうれしい。」
瑠璃光寺などでは引き続き寄付を呼び掛けています。
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