下関市六連島沖で、韓国船籍のケミカルタンカーが転覆し9人の死亡が確認されている事故できょうも残る1人の捜索が続けられています。
下関の海岸にはきょう(22日)も漂着物が確認されていて下関市が今後の対応を協議しています。
この事故はおととい、荒天で下関市の六連島沖に停泊していた韓国船籍のケミカルタンカー「キョヨン サン」が転覆したものできのうまでに11人の乗組員のうち10人を救助、うち9人の死亡が確認されています。
門司海上保安部は、きょうも巡視船などで残る1人の捜索を続けていますが、現在も行方は分かっていません。
(石﨑記者)
「綾羅木海岸には転覆した船のものと思われるドラム缶のようなものが流れ着いていました。中身がはっきりしないためか今はちょっと倒れていますが立ち入り禁止のテープが周りにはられていました。」
タンカーは、アクリル酸980トンを積んでいましたが下関市では打ち上げられた容器の中身がアクリル酸ではないことを海上保安庁からの連絡で確認しているということです。
また、この容器の中身が漏れ出していないこともわかっていて、今後の対応を協議しています。
市は容器には近づかないよう市民に呼びかけています。
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