これから晴れをもたらした高気圧は本州の南東海上に中心を移して、日本海には低気圧が進む見込みで、県内はあす23日（土）は天気が崩れる予想です。あさって24日（日）になると、東シナ海からの前線が西日本に伸びてくる見込みで、南からの湿った空気が勢いよく流れこむため、前線の活動が活発になる予想です。
県内はあす23日（土）未明から日本海側から雨が降り始めて、明け方には瀬戸内側でも所々で雨となるでしょう。降ったりやんだりの雨で、昼頃までは、局地的に、傘をさしていても濡れるような本降りの雨となる所がありそうです。夕方から夜は雨は小康状態となる所が多い予想です。気温は一日を通して高めで、最高気温はきょう22日（金）よりも高く、15度を超える所が多いでしょう。
あさって24日（日）は、夜明け前から活発な雨雲が流れ込む見込みで、昼頃にかけて、土砂降りのような激しい雨となる可能性があります。視界が悪くなるような雨の降り方や、周囲の状況の変化にお気を付け下さい。午後は次第に雨の降り方のピークは越えそうですが。夜にかけて弱い雨は降りやすいでしょう。最低気温は12度前後。最高気温は16度前後で、一日の気温変化は少ないでしょう。
来週初めも西日本に前線が横たわる状況は続いて、26日（火）頃は前線上に発生する低気圧が県内付近を通過する予想です。25日（月）終わりから26日（火）前半はまた雨の量が多くなるかもしれません。水曜日になると長雨は一区切りとなる見込みです。
ぐずつく天気の中でも、気温は高めで経過しそうです。桜のつぼみの成長は進んで、早ければ来週初めころに下関でサクラの開花となるかもしれません。
（KRY山口放送 気象予報士 中原一徹）