きょう26日(火)は、夜明け前は少々強い雨に。日中は次第に雨は止んできたものの、低気圧の後ろ側で等圧線の間隔が狭くなったことで、冷たい北風が強まり、秋吉台では20メートルに達する最大瞬間風速も観測しました。
あす27日(水)にかけては、次第に大陸方面から進んでくる高気圧に緩やかに覆われることで、風は穏やかになり、空模様も、安定した晴天となる見込みです。
朝は霜が降りる心配もある強い冷え込みの所がありますが、日中の気温は広く15度を超えて、日ざしに心地良さが感じられる陽気に。朝と昼との寒暖差に合わせて、調節しやすい服装で、お過ごし下さい。
また、ヒノキ花粉の飛散が増えてくる心配があります。花粉症の方は十分お気をつけください。
下関では、あす27日(水)にもサクラ開花発表か!?
きょう26日(火)は、九州の熊本、長崎でサクラ開花の発表がありましたが、下関は2輪、花開き、次に花開きそうなつぼみもいくつもあるものの、開花発表の基準となる5~6輪以上の開花には至りませんでした。
これにより、下関では、今年のサクラ開花は平年より遅れる、ということになりました。
ちなみに下関のサクラに関しては、こんなデータもあります。
2000年台に入ってからの、下関のサクラ開花が観測された日の天気を調べると、「晴れた日」での開花の観測が圧倒的に多い傾向があります。
きょう26日(火)は雨が止んだ後でも雲が多かったり、北風も冷たかったので、サクラの標本木は、もう少し様子を見た、ということかもしれません。
しかしながら、あす27日(水)は、しっかり晴れる見込みで、「晴れた日での開花観測が多い」という傾向を踏まえると、開花発表の舞台は整っています。
春の便りが届くのか、期待に胸を膨らませながら待ちましょう。
サクラシーズン 開花が始まると駆け足!?
下関を例にこの先の気温傾向をみていくと、これからサクラが続々と咲き進む時期、気温が平年より高めの日が続く見通しです。
これにより、開花のスピードは加速していく、とみられ、今週末から来週初めあたりで五分咲きくらいに。来週後半、あと1週間少々で満開となりそうな雰囲気です。
サクラのシーズンが速いペースで駆け抜けていく可能性があることを考えながら、タイミングを逃さず美しいサクラの姿を楽しんでいきたいとものです。
あす27日(水)は晴天ですが、28日(木)は、次の前線や低気圧の通過で天気が下り坂となり、午後、特に夕方から夜は、やや強い雨や風の心配があります。
金曜日は天気は回復し、今週末は土日とも、お出かけ日和となる見込み。
また、山口市内では日中の気温が20度以上の日が続く、春爛漫の陽気で、サクラの開花も一気に進んでいきそうです。
なお、木曜日の雨のあと、黄砂飛来の可能性もあります。
現在、大陸で黄砂が徐々に巻き上がりつつある状況で、今後の巻き上がり具合により、日本へどのくらいの規模で飛来するのか、まだ予測は流動的ではありますが、アレルギーをお持ちの方など、今後の最新情報などに十分ご注意下さい。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)