きのう27日（水）はよく晴れましたが、夜の間に、大陸方面から大きく広がる雲が西日本にかかってきています。九州中心に雨雲がかかっていて、県内も弱い雨が降った所があります。
晴れをもたらした高気圧は日本の東へ離れて、西からは日本海や東シナ海を通って、低気圧や前線が発達しながら近づく見込みです。前線に向かって、南西からの暖かく湿った空気が流れ込むため、次第に雨や風が強まりそうです。
県内はこのあとは昼過ぎ頃まで、所々でにわか雨があるでしょう。はじめは弱い雨ですが、夕方頃からは止む時間の少ない雨に変わりそうです。夜にかけて、雷を伴って土砂降りの雨となる所があるでしょう。また、きょうは次第に南寄りの風が強まる見込みです。お帰りの時間は、荒れる空模様にお気をつけください。海上では高波に注意が必要です。
日中の最高気温は15度くらいの所が多いでしょう。日差しがない割には比較的高めの気温となりますが、風が冷たく感じられるかもしれません。
あす29日（金）の夜明け前までには雨は止んで、天気は回復へ向かうでしょう。ただし大陸からの黄砂が飛来する見込みで、かすむような空が広がりそうです。洗濯物の外干しは避けたり、アレルギー症状が出やすい方は、マスクなどの対策をするとよさそうです。週末にかけても穏やかに晴れますが、黄砂が少し漂い続ける可能性があります。昼間の気温はあす29日（金）から一段階上がりそうです。最高気温は20度越えで上着いらずの日々で、咲き始めているサクラが、スピードを早めて咲き進むような暖かさが続きそうです。
（KRY山口放送 気象予報士 中原一徹）