きょう1日(月)の県内は、新年度のスタートにふさわしい、気持ちのいい晴天となり、タップリの日差しでサクラの開花もハイペースで進むポカポカ陽気に…所々で今年一番の暖かさにもなりました。
ただ、この晴天は長く続きません。気象衛星画像を見ていくと、大陸方面で北に盛り上がる雲がみられ、ここで次第に前線が発生して日本列島に進んでくることで、県内の天気は下り坂に向かいます。
あす2日(火)は、午前中は薄雲は徐々に増えてきますが、まだ日差しは十分。しかし午後は雲がだんだん厚みを増してきて、夜9時前後から次第に雨が降り出す所が多くなりそうです。
朝は少し冷え込みますが、日中の気温は広く20度を超えて、サクラの開花が加速する暖かさは続きます。
そして、雨の降り方に、一段と気をつけたいのが、3日(水)です。
前線上に低気圧が発生し、この低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んで、いっそう活発な雨雲が発生しやすくなり、
強弱を繰り返しながら一日中、雨が絶え間なく降り、この一日だけで、多い所で150ミリ前後…平年の4月ひと月分に匹敵する、かなりまとまった雨になりそうです。
落ち葉が溜まっている側溝などは一時的に水があふれたり、一部、道路冠水なども心配なレベルの大雨となるおそれがあり、場合により、大雨警報が出てくる可能性もあります。
あす2日(火)は、この大雨を前に、側溝の掃除を進めたり、大雨の水曜日を安全を確保しながら過ごす方法を考えておくなど、事前の備えをしっかり進めましょう。
水曜日は、度々激しく雨が降りやすく、場合により大雨警報が出るほどの、季節外れの大雨のおそれも。
木曜日も雨が残りやすく、金曜日はいったん天気は回復も、週末はまた下り坂…日曜日中心に雨が降りやすくなるでしょう。
せっかくのお花見の季節に、なかなか天気が優れませんが、雨の合間を上手に利用しながら、サクラの花を楽しみましょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)
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