地域共有の財産として国が保護する農林水産省の「地理的表示=GI」に「長州黒かしわ」が登録されたことを受け16日、登録生産団体が長門市長を表敬訪問しました。
「深川養鶏農業協同組合」の末永明典・組合長らが長門市の江原市長に「長州黒かしわ」の「地理的表示=GI」登録を報告しました。
「長州黒かしわ」は国の天然記念物「黒柏鶏」をベースに開発した山口県産のオリジナル地鶏で、適度な歯ごたえを残しながらもジューシーで柔らかい肉質が特徴です。
現在、長門市と美祢市で飼育されていて去年はおよそ4万2000羽が出荷されました。
(「深川養鶏農業協同組合」末永明典・組合長)
「海外に打ってでるものではないかと思う。養鶏家の皆さんと一緒になって日本の地鶏、養鶏産業を盛り上げていきたい」
「GI」登録はいわゆる、国のお墨付きとなるもので、国の内外に向けて効果的かつ効率的なPRにも期待が寄せられます。
「深川養鶏農業協同組合」では「長州黒かしわ」をギフトなどで有効に使っていきたいと話していました。
県内で農林水産省がGIに登録するのは「下関ふく」、「美東ごぼう」「徳地やまのいも」に次いで4例目となります。
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