山口県は16日、防府市に住む70代の男性が自宅でフグを調理して食べフグ毒による食中毒を起こしたと発表しました。
県内でのフグ中毒の発生はことし初めてとなります。
フグ毒による食中毒となったのは防府市の70代男性です。
県によりますとこの男性は、14日に釣ってきたフグの身や肝臓を煮つけにして食べました。
男性は、15日になって足の脱力によって立つことが難しくなったり手のしびれが出たりしたため医療機関を受診、フグ中毒と診断され緊急搬送され入院したものです。
原因物質はテトロドトキシンと推定されています。
男性は現在も入院中ですが快方向かっているということです。
県内でのフグ中毒の発生はことし初めてとなります。
フグの肝臓や卵巣は有毒で種類によっては身や精巣、皮も有毒な場合があります。
県ではフグの素人調理は大変危険なので絶対に行わないで欲しいと呼びかけています。