ピアノの先祖といわれるチェンバロ。その公開メンテナンスが防府市で行われています。
チェンバロは、ピアノの先祖と言われ。古くからヨーロッパで演奏された楽器です。
弦をハンマーでたたいて音を出すピアノとは違い、弦をはじいて音を出す仕組みでギターにも似ています。
防府市アスピラートは1台のチェンバロを所蔵していて18日から、二日間公開メンテナンスが行われています。
まずチェンバロを解体し、部品を磨いたり、鍵盤一つ一つに不具合がないか確認したりしていました。メンテナンスをするのは、25年以上チェンバロを扱う調律技師の澄川弘一さんです。
最近では、古典楽器への注目が高まりチェンバロの製造が増えているということです。
その一方で、調律技師の後継者が少ないといいます。
澄川さんは県内で1人だけのチェンバロ調律技師で今回、”後継者を探したい”という思いでメンテナンスを公開することにしました。
(調律技師 澄川弘一さん)
「次の技術員を探したい。だれか見にきたりとかこういうのやってみたいなといってくれることをひそかに願っている」「一人でコツコツやるよりは誰か話し相手がいたほうがいいかなと。」
公開メンテナンスは、19日まで行われています。
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