山口県警本部で17日、警察署長会議が開かれ、阿久津正好本部長はSNSなどを通じて匿名で結びつく犯罪グループの取り締まりを強化するよう指示しました
会議には、県内16の警察署長と県警本部の幹部らおよそ80人が出席しました。
県内では、SNS型投資詐欺と恋愛感情を抱かせてお金をだまし取る「ロマンス詐欺」の被害が先月までに合わせて2億円を超えるなど、SNSを通じて匿名で集まり犯罪を繰りかえす集団=「匿名・流動型犯罪グループ」の関与が疑われる犯罪の被害が相次いでいます。
県警の阿久津正好本部長は訓示で、こうしたグループへの対策を強化することを指示しました。
( 阿久津正好本部長)
「匿名・流動型犯罪グループによる犯罪であることを念頭に置いて、 国際照会や暗号資産の追跡なども含め、基礎捜査を徹底するとともに検挙に向けてしっかりと取り組まれたい」
また会議では、交通死亡事故を減らすための対策を進めていくことなども確認しています。
この記事の動画はこちらから再生できます