慢性的な運転手不足が深刻となっているバスやタクシー業界。
県内の地域交通を維持しようと運転手の確保に向けた対策を話し合う会合がきょう(23日)、山口市で開かれました。
この協議会は県が初めて開いたもので、県バス協会や県タクシー協会、行政機関などが意見交換を行いました。
(県バス協会)
「団塊の世代の退出と大きく関わりがある」
(県タクシー協会)
「減少傾向にあったのがとどめを刺されてまたより一層減っている」
県内のバスやタクシー業界でも慢性的な運転手不足に加え労働時間の上限が規制される2024年問題に直面しています。
県バス協会によると県内の乗合バスの運転手は74人不足していて、特に30代の若手が少ないということです。
会合の参加者のうち、自衛隊からは定年退職者の多くが大型免許を取得していることや任期を満了した若い年代にも再就職の支援をしていることなどが報告されました。
県では今年度、協議会の開催のほか、運転手の採用に特化した就職サイトへの特集掲載など事業費およそ1700万円でバス・タクシーの運転手確保に取り組むことにしています。
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