時間外救急に携わる医師の負担が増しているとし県医師会は、時間外救急の患者を診察する医師に対し入院が必要となった患者ひとりにつき3000円を支給する事業を今月からスタートさせました。
県医師会はきょう(25日)定例会見を開きました。
加藤会長は県内の医師およそ3500人のうち最も多いのが60代の765人、次に50代の763人が続くなど、医師の高齢化と若手医師が減少傾向にあることを説明しました。
これにともない休日や夜間などの時間外救急に携わる医師の負担も増しているとし処遇改善の支援で時間外救急の患者を診察する医師に対し入院が必要となった患者ひとりにつき3000円を支給する事業を県と連携し今月から始めたということです。
( 県医師会 加藤 智栄会長)
「時間外救急の主なところは若手医師に担ってもらっているのでなるべく魅力あるような医療体制を構築していく必要がある」
2021年度の県内の時間外救急の件数はおよそ10万7500件で、このうち入院を必要としたのはおよそ4分の1の2万8200件ほどとなっています。
県医師会では、県民に対し、かかりつけ医を持つことや救急車を呼ぶか迷ったときは相談ダイヤルを活用することを呼びかけています。
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