「中原中也賞」の贈呈式が29日、山口市で開かれました。
優れた現代詩集に贈られる「中原中也賞」。
ことしは240点の詩集の中から東京都の俳人、佐藤文香さんの「渡す手」が選ばれました。
贈呈式では、山口市の伊藤市長から賞状や副賞の100万円などが贈られました。
定型詩である俳句の作者として長く活動してきた佐藤さん。
今回の詩集には、俳句で培ってきた言語感覚を生かした24の詩が収められています。
(佐藤文香さん)
「現代詩を書き始め、詩集を作り、こうやって批評していただくことで、次に書く自分の詩や俳句にも新たな視点が加わりました」
選考委員からは、「心の隙に入ってくるような言葉の親しさがある詩集」などと評価されました。
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