中国電力の中川賢剛社長は30日、会見を行い、先週始まった使用済み核燃料の中間貯蔵施設建設に向けたボーリング調査について「安全に進めていきたい」などと話しました。
広島市の中国電力本社で会見を行った中川社長はボーリング調査の開始について次のように話しました。
(中川賢剛社長)
「この度、ボーリング調査に入ることができたいまはまだ調査段階なので調査を安全に進めてこの結果を分析し計画を策定していきたい」
中国電力は23日、上関町の自社の所有地内で中間貯蔵施設の建設が可能かどうか地層の分布や地質構造を調べるボーリング調査を開始しました。
今後、半年程度かけボーリング調査を11本行う予定で調査後、報告書や施設の概要をまとめるとしています。
調査開始日には所有地前に建設に反対する住民らが集まり、計画の白紙撤回を訴える抗議行動を行いました。
(中川賢剛社長)
「中間貯蔵施設について慎重なご意見をいただいているのは十分承知している 一人でも多くの方のご理解をいただけるよう今後も丁寧な説明をしていきたい」
また、中間貯蔵施設が最終処分場になるのではないかという懸念が地元からあがっていることについては「中間貯蔵施設と最終処分場は全くの別物でありあり得ないと考えている」などと話しています。
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