2年ぶりの復活です!
車両の不具合で運休していたSLやまぐち号が、3日から運転を再開。
喜びに沸いた1日を取材しました。
(構内アナウンス)
「ただいまSLが入ってきております」
(集まった人たち)
「おかえり!」「おかえり!」
およそ800人の温かい出迎えを受け、SLが山口に帰ってきました。
こちらはD51型=通称デゴイチと呼ばれる車両で、おととし、不具合が見つかり運転を取りやめていましたが、修理が終わり、2年ぶりの復活です。
(集まった人たち)
「いまは心が泣いて感動しています」
「本当に待ちわびていたので嬉しいです」
( 出発の汽笛)
午前11時前、村岡知事らの合図によってSLやまぐち号は島根県の津和野駅に向けて出発しました。
停車駅のひとつ、地福駅では有志による横断幕が掲げられるなど、出迎えの準備が進められていました。
(地元の人は)
「昔からなじみがあるなつかしさから思い出があるので、子どもにも見せられるので嬉しい」
この駅ではまとまった停車時間があり、乗客も下車して写真撮影に熱を入れていました。
(乗客・福岡から)
「すごい感激です。この煙堪らないです。お客さんの情熱と見送りも最高です」
新山口駅を出発しておよそ2時間。終点の津和野駅に到着です。
そして終点ならではの見どころも。
駅にはSLの向きを変える転車台と呼ばれる設備があり、客車から離されたSLは復路に備え、方向転換します。
ここにもカメラやスマートフォンを手にした、たくさんのファンが集まっていました。
(まちの人は)
「子どものころから見ていたからとても懐かしい」「(音で)ふるえた。」
(高橋キャスター)
「多くのギャラリーが見つめる中、帰りの運転に向け体を休めるデゴイチです。2年ぶりに復活したSLやまぐち号ですが今年8月には運行開始45周年となります。11月までの運行期間、記念の年を無事に駆け抜けてほしいと思います」