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連休最終日のきょう6日(月・振休)は、前線や低気圧が発達しながら西日本を通過していき、県内は午前中心に時折激しい雨、風に…徳佐は5月として観測史上1位となる、最大瞬間風速27.0m/sを観測するなど、日本海側中心に20m/s以上の突風が吹いた所もありました。
この、天気を大きく崩した前線や低気圧は東に抜けつつあり、県内の雨は、今夜まででいったん止みますが、今度は朝鮮半島付近の低気圧の動向に注意が必要です。
この低気圧は、上空に強い寒気を伴う低気圧で、このあと朝鮮半島付近を経由して、8日(水)にかけて日本付近へと南下していきます。
あす7日(火)の県内は、日中はいったん天気は持ち直し、少し日が差すこともある、明るい空が戻る所が多くなりそうですが、上空に寒気を伴う低気圧の接近で、夕方から夜にかけては急な雨雲が発生しやすい不安定な空模様となっていきます。
連休明けの外出の際、明るい空が広がっていても、帰りの際の気まぐれな天気に備えて、折りたたみ傘などの用意は忘れないようにしましょう。日中の気温は日本海側では20度前後、内陸~瀬戸内側では22度前後の所が多い見込みです。
あさって8日(水)にかけては、上空に流れ込む寒気はピークを迎えていくことで、度々急な雨に加え、雷や突風など少々激しい天気現象にも注意が必要となっていきます。
また、変わりやすい天気とともに、上空の寒気が地上に引きずり降ろされることで、強い寒の戻りにもなっていき、8日(水)は最高気温で16度くらいに止まる予想…厚手の上着なども必要な肌寒さが戻ってきます。
季節外れの強い寒気がもたらす、急な天気変化、そして激しい気温変化に、連休明けは十分気を付けましょう。
今週後半、木曜日は安定した晴天が戻り、金曜日、土曜日と再び昼間は少し汗ばむ暑さとなってきそうです。しかし、今週末の日曜日は、低気圧や前線の通過で、天気が大きく崩れる、と見込んでいます。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)