連休明けの、きょう7日(火)は、日中は少し空が明るくなった所もありましたが、日本海側中心に午後は一部にわか雨もあり、西寄りの風もやや強く、少し空気ヒンヤリの一日でした。
朝鮮半島付近から、上空に強い寒気を伴う低気圧が南下して、県内に迫りつつあります。これから低気圧が近づくとともに、県内は一層大気の状態は不安定になり、発生する雨雲は急発達する積乱雲が多くなってきます。
まず今夜は日本海側中心に急な雨となる所が多くなりそうです。
そして、あす8日(水)は日中にかけて、瀬戸内側も含めて、雨雲が発生しやすい不安定な空模様になる見通しで、雲の発達具合によっては、急な強い雨や雷、突風など、少々激しい天気現象の心配もあります。
外出の際、空模様や周囲の状況などに気を付けて、安全第一を意識した行動を心がけていきましょう。
また、日中は北寄りの風がやや強く、流れ込む寒気と合わせて、気温の上がり方が非常に鈍く、新緑の頃の寒の戻り、「若葉寒」の一日に…最高気温でも3月並みにとどまる所もあり、上着など羽織るものが必須です。
変わりやすい空模様とともに、季節大幅後戻りの寒さで体調を崩さないよう、健康管理もしっかり心がけていきましょう。海上は、日本海側、響灘で、うねりを伴い波の高さが最大4メートルを見込んでいます。船舶なども十分ご注意ください。
あす8日(水)夜以降は天気は落ち着いていき、9日(木)は晴天の一日で、昼間はすがすがしい空気。金~土曜日も日ざし十分ですが、今度は昼間の気温が25度に届く「夏日」の可能性があるなど、今週後半は気温は上昇傾向…少し汗ばむ陽気が戻ってきそうです。しかし日曜日は低気圧や前線の通過で、本降りの雨になる、と見込んでいます。
この先は周期的に天気が変わっていきそうです。ただし、あす8日(水)を乗り越えると、気温は再び季節先取りの高温気味の日が多くなる、とみています。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)