被害者支援を考える公開講座が山口市で開かれ交通事故で自分の娘を失った女性が自身の体験を語りました。
北九州市に住む池田かおりさんは、2016年12月に四女の陽菜さん、当時6歳を交通事故で亡くしました。
(池田かおりさん)
「無事に帰ってきて当たり前、私がそう思って過ごしてきた日々は、当たり前ではなく、奇跡の日々だったんです」
池田さんが悲しみの果てにたどり着いたのは、「亡くなった陽菜さんが、天国でいつも笑顔でいられる自分であり続ける」ということです。
さらに家族が、こんなに悲しいのなら、加害者であるドライバーは、もっと救いようのない悲しい気持ちのはずと、他人を思いやることの大切さを、陽菜さんが教えてくれたと考えているといいいます。
(池田かおりさん)
「陽菜はすごく大切なことを私たちに気づかせてくれました。私たち夫婦は、被害者も加害者も出さない世の中に近づくことを願いこうした講演活動をしています」
山口被害者支援センターでは、7月末にかけて、こうした公開講座を開くことにしています。
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