パリオリンピックに出場するハンドボール男子日本代表の強化合宿に、山口県出身の3選手が参加しています。
日の丸を背負うためのし烈なメンバー争いが繰り広げられています。
東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで5月6日から行われている第1回強化合宿には24人の選手が参加しています。
そのうち県出身選手では、いずれも岩国工業高校出身の徳田新之介、徳田廉之介の兄弟。
そしてゴールキーパー岡本大亮の3選手が選ばれています。
現在はカタールのプロチームに所属している徳田新之介選手は、2016年に初めて日本代表に選ばれて以来、左利きのポイントゲッターとして多くの国際舞台で実績を残してきました。
(徳田新之介選手)
「身長も高くない(178㎝)ので、スピードであったりとか、小さくても大きい選手と戦える闘志だったりとか、そういうのを監督にアピールしてメンバーに選ばれるよう頑張りたい」
新之介選手の3つ下の弟、徳田廉之介選手も、同じく左利きのポイントゲッター、5年前からポーランドのプロチームで活躍しています。
(徳田廉之介選手)
「ボールをもらう前の動きだったり、緩急をつけて相手をかわす動きで点を取ったり、アシストしたりとか、得点に絡めることをアピールしていきたい」
190センチの長身、ゴールキーパーの岡本大亮選手は、安定感のある堅実なプレーでオリンピックでは初の代表入りをめざします。
(岡本大亮選手)
「柔軟性がほかのキーパーよりもあるかなと思うので、ハイコーナーも足が上がって届くので、そのあたりをアピールしていきたい」
徳田兄弟は前回の東京オリンピックも経験。
同時にベンチ入りはしたものの、同じタイミングでコートに立つことはかないませんでした。
(徳田新之介選手)
「ポジション的に一緒なので難しいと思うが、3年前のアジア選手権で一緒に同じタイミングでプレーしたので、チャンスがあれば兄弟ならではなので果たせれば」
強化合宿は6月はじめにも行われ、14人のベンチ入りメンバーと最大3人のサポートメンバーが発表されることになっています。