源氏物語の世界観や平安貴族の政治を支えていた人たちの様子がわかる企画展が防府市で開かれています。
防府市の毛利博物館で開かれている「源氏物語の時代」では毛利家に伝わる源氏物語の絵巻や、源氏物語に出てくるような平安貴族の政治を支えた大江氏にまつわる資料が展示されています。
大江氏は毛利氏の祖であり、中堅の実務官僚として摂関政治の下、法案の作成などに携わりました。
(毛利博物館 柴原直樹館長)
「まずは平安時代の美しい王朝の様子が描かれた絵巻をじっくりと堪能していただければ第二にはその美しい絵巻の下でどういう人たちが実際にこの国を支えていたのかなという中堅の貴族にも目を向けてもらえれば」
こちらは国宝に指定されている「史記 呂后本紀第九」
中国の歴史書である「史記」を大江家国が書き写した手作りの参考書で子孫も代々使用しました。
朝廷の学校でいい成績を修めると官僚への道が開けていた時代…
ところどころに書かれているメモから努力の跡を感じることができます。
企画展は来月2日まで開かれていて今月25日にはギャラリートークも開催されます。
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