年々増加傾向にあるとされるひきこもり。
その当事者や家族に継続的な相談支援を行う施設が周南市に開設されました。
周南市の中心商店街の近くに開設された「ふらっとコミュニティひなた」。
ひきこもりの人やその家族を支援する施設であすから、本格的に事業が始まります。
周南市では、今年度の新規事業として「引きこもり支援推進事業」を進めていてこの施設の開所はその一環です。
運営は、ひきこもり支援に取り組む宇部市のNPO法人「ふらっとコミュニティ」に委託。
相談に来た当事者や家族に対し講習会や就労体験、それにプログラミングを学ぶパソコン教室を開くなど、継続的に支援を行っていきます。
厚生労働省ではひきこもりについて就学・就労などの社会的参加を回避し半年以上にわたり家にいる状態と定めていて年々、増加傾向にあるといいます。
(ふらっとコミュニティ 山根 俊恵 理事長)
「コロナ禍がきっかけで人とのつながりが無くなったとかまた引きこもり状態になった方が増えてきている」
「ふらっとコミュニティ」には昨年度、全国から延べおよそ1700件の相談があったといいます。
また、一昨年度の内閣府の調査では15歳から64歳までの50人に1人がひきこもりの状態だと推定されるということで周南市でおきかえるとおよそ1500人が引きこもりだということです。
(ふらっとコミュニティ山根俊恵理事長)
「引きこもりは特別な方がなるわけじゃない様々な要因が絡み合って結果引きこもりになってしまう定義にとらわれないで生きづらさを抱えていてどうしたらいいかわからないという人はぜひ、勇気を出して相談にきていただけたら」
この施設では月・水・金の週3日開き相談を受け付けています。
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