県立美術館で開かれている「奈良大和路のみほとけ展」に合わせ特別展の監修者や観光大使による対談がきょう(19日)開かれました。
対談したのは特別展を監修した関根俊一さんと、フリーライターとして奈良にかかわる執筆を多く手掛ける奈良市観光大使の倉橋みどりさんです。
対談では東大寺再建の際、材木の運搬に佐波川が利用されたことなど山口とのつながりが紹介されました。
(関根俊一さん)
「東大寺南大門の木を見ますとちょっとこういう穴が開いているんですよ。いかだに組んだときの穴がまだ残っているところがあるようですね」
倉橋さんのふるさと=美祢市には奈良の大仏を鋳造する銅を産出した長登銅山の跡があります。
(倉橋みどりさん)
「悲しいことがあったり悔しいことがあると南大門の柱に抱き着いています。ピタッとくっついてふるさとを思い出すようにしています」
「令和古寺巡礼奈良大和路のみほとけ」展は来月9日まで開かれています。
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