週明けの、きょう20日(月)の県内は、18日(土)に続いて山口と広瀬で最高気温30度以上の真夏日を観測しました。特に山口の31.5度は、32.4度を観測した広島県の加計に次ぐ、本日の全国2位の暑さでもありました。
季節大幅先取りの厳しい暑さではあったものの、県内は乾燥注意報が出ておりカラッとした暑さでもありました。しかし、これからその暑さの種類が徐々に変化していきます。
あす21日(火)は、南西諸島付近に前線が横たわり、沖縄方面では激しい雨の可能性があります。例年はゴールデンウィーク明け頃に梅雨入りする沖縄地方ですが、今年はまだ梅雨入りの発表が行われていません。しかし、あす21日(火)の雨で沖縄地方は梅雨入りが発表される可能性が高まっており、しかもいきなり、梅雨の最盛期のような雨の降り方となる見込みです。
県内は今週はしばらく曇ったり晴れたりの日々ですが、南のエリアから本格的な雨の季節に入ってくることで、これまでよりは少し湿った空気が入りやすくなり、カラッとした暑さからムシムシする暑さへと暑さのタイプが徐々に切り替わっていきそうです。ムシムシした暑さはいっそう熱中症のリスクを高めますので、今まで以上にこまめな休憩や水分補給などの心がけをしっかりとお願いします。
あす21日(火)の県内は、時々薄雲が広がる時間はありますが全般には日ざし十分の一日。最高気温は、日本海側は海風が入ることで前日より低めにとどまる所もありますが、内陸や瀬戸内側を中心に軒並み25度以上、広瀬は30度に届く真夏日となるなど、強い日ざしの下では汗ばむ暑さ…。半袖日和となるでしょう。
今週、しばらくは晴れたり曇ったりと大きな崩れはなく、洗濯日和、衣替え日和が続きそうです。連日、最高気温は30度をうかがうくらいまで上がり、朝晩もあまり強く冷え込むことはありません。じわじわ南からの湿った空気が入りやすくなることで、昼間は空気のカラッとした暑さから、ややムシムシ、ジメジメする暑さへと暑さの種類が変わっていくでしょう。次は来週初め頃が天気が大きく崩れるタイミングとなりそうです。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)