きょう22日(水)の県内は薄雲多い天気となり、日差しが控えめだったぶん、日中の気温上昇も緩やかな一日でした。
南西諸島に引き続き梅雨前線が横たわっていますが、前線の北側にも雲が大きく広がってきて、県内も雲に覆われた状態となっています。
あす23日(木)にかけては、梅雨前線が九州の南・種子島屋久島付近へと少し北上する見込みで、梅雨前線の雨雲が九州南部や四国の太平洋側にも広がりそうです。県内でも、より雲が厚みを増し、明け方~朝頃を中心に、わずかに通り雨があるかもしれません。ただし、雨は降っても、ごくわずかで、午後は前線が南下し始めることで、少しずつ雲は薄れていく、と見込んでいます。
昼間の日差しが控えめの状況が続くことで、あす23日(木)も日中の気温上昇は鈍く、25度以上の夏日になるのは一部にとどまる予想です。ただし空気に湿気が増えることで、少しジメジメ感は増してきそうです。また、あす23日(木)の夜は「満月」ですが、薄雲越しにボンヤリとした姿ながら、明るい月が眺められる所は多くなる、とみられます。
金曜日、土曜日は高気圧に覆われて日ざしタップリの陽気となり、日中はグングン気温も上がって、再び真夏日をうかがうほどの暑さとなりそうです。日曜日は次第に雲が厚みを増していき、来週前半、月曜日、火曜日頃は、前線や低気圧の通過により雨が降りやすく、強い雨となるタイミングもあるでしょう。
徐々に晴天のタイミングが少なくなり、県内も雨の季節の足音が迫りつつある雰囲気です。日差しが届く日を大切に活用する心構えで過ごしていきましょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)