日本の南岸付近には、梅雨前線の東西に長く伸びる雲が広がっていますが、前線は徐々に南に下がっています。
今夜にかけて前線は、南西諸島付近まで南下する見込みです。
きょう24日(金)の県内は、朝晩は多少雲が広がるものの、日中は各地で太陽がまぶしい晴天。お洗濯、お布団干し、衣替えや部屋の空気の入れ替えもはかどる一日です。
日中は強い日ざしとともにハイペースで気温が上がり、最高気温は広瀬で30度以上の真夏日。山口や周南も29度と真夏日目前まで上がるなど、各地で厳しい暑さとなります。農作業を行う際など、特に熱中症対策はしっかり心がけましょう。
今年最初の「台風」が間もなく発生へ…今後の動向注意
日本のはるか南の海上では、熱帯低気圧の雲が徐々にまとまりつつあります。さらに雲がまとまり、渦を巻く風の流れがシッカリ形成されるようになって、中心付近の最大風速が17.2m/s以上になると「台風」と呼ばれるようになります。
間もなく、その「台風」に発達する可能性が高まっています。台風に発達すれば、今年最初の台風にもなりますが、今年最初にして、来週初め頃、南西諸島に接近のおそれもあり、まだ進路予想に幅があるものの、動向に注目しておきたいところです。
県内は、あす25日(土)も晴天で昼間は真夏日をうかがう暑さに。26日(日)も日中はまだ落ち着いた天気が続きますが、夕方から徐々に雲が増え、天気は下り坂…来週初めは前線、低気圧の通過により、天気が大きく崩れそうです。そして、この時、台風由来の湿った空気が南から流れ込んでくることで、雨が強く、もしくは激しく降る心配もあります。
その後も来週は、しっかり晴れる日は少なめ、と見込んでいます。
梅雨前線が発生し、台風も…と、天気図は少々騒がしくなってきています。大雨や台風のシーズンに向けた防災の備えなども、改めてしっかり進めていきましょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)