かつて地域で盛んに行われていた「藍染」を再び盛り上げていこうというプロジェクトが27日から萩市の小学校で始まりました。
プロジェクトには、萩市の川上小学校の全校児童=14人が参加します。
川上地区は県内有数の藍の産地として、江戸時代の半ばから藍染産業が盛んに行われていたといいます。
学校や市などが主催した今回のプロジェクトは、児童たちに藍の苗植えから収穫までを体験してもらい、今では行われなくなった藍染を再び盛り上げていこうと企画されました。
児童たちは、藍染について学んだあと、実際に地元で育てられた藍の苗を1つ1つ植えていきました。
(児童は)
「みんなと一緒にできたのがたのしかった」
「(これから)藍のことをもっと知りたい」
(萩市総合政策部ジオパーク推進課 白井孝明専門員)
「観光のために作られた情報など表面的なものが多かったりするが(子供たちには)地元に根付いていたものを深く感じてほしい」
植えた藍は、7月ごろに収穫する予定で、児童たちは今後、地域のお祭りなどでも藍染について情報発信をしていく予定です。
この記事の動画はこちらから再生できます