萩市にある至誠館大学の男子硬式野球部の部員がコーチに暴力を振るわれたとして、大学やコーチを相手取り、310万円余りの損害賠償を求め、裁判を起こしたことがわかりました。
22日付けで山口地裁萩支部に訴えを起こしたのは、萩市にある至誠館大学=男子硬式野球部の4年生の部員です。
(男子部員)
「(コーチは)暴力があっても外には口外するなと選手のまえでも言っているのでそういうところから改善していかないとチームとしても強くならないと思うし、いい方向にはいかないのかなと」
訴えによるとこの部員は去年5月、野球部内の寮で、コーチから髪の毛をつかんだまま壁に後頭部を打ち付けられたり、顔面を足で踏みつけられたりするなどの暴力を振るわれたと主張。
通院を要するケガや精神的な苦痛を負ったなどとして、学校を運営する法人とコーチにあわせて310万円余りの損害賠償を求めています。
至誠館大学は山口放送の取材に対し、「訴状が届いていないので事実確認ができていない」とコメントしています。
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