あす31日(金) 午前はぐずつくが 午後は急速に天気回復
きょう30日(木)の県内は、次第に気圧の谷の雲が広がり、日ざし控えめの一日となりました。一方で日本の南海上には、台風1号が進んできています。
台風は、あす31日(金)は伊豆諸島付近を通過し、日本の東に進むところで温帯低気圧に変わる見込みです。山口県内に直接の影響はありませんが、関東方面は強まる雨などに注意が必要、とみています。
県内は、気圧の谷の雲が、さらに厚みを増して、あす31日(金)夜明け前頃~朝の通勤通学時間帯は、弱い雨が降る所が多い見込みです。ただ、午後は雨雲は東に抜け、夕方頃には晴れ間が出るまで天気が持ち直します。傘を持って外出したら、お帰りの際は傘を持って帰るのを忘れないように気を付けましょう。
朝の冷え込みは弱いものの、日中はスッキリしない天気のために気温上昇が鈍く、20度台前半に止まる所が多くなる、とみられます。軽く羽織る上着なども活躍しそうです。
しばらく梅雨前線北上せず…6月初めは晴れ間多い日々
週末から6月が始まりますが、しばらく梅雨前線は南に下がったままで、晴れたり曇ったりの日々…ただし北から冷たい空気が入ってくるため、日ざしが十分でも極端に暑くなることはなく、最高気温で25度を少し超えるかどうか。朝晩は15度を下回るヒンヤリ空気となる日も多くなりそうです。
1か月予報…6月前半は低温傾向、後半は高温傾向に
気象台は、今週末から始まる6月の1か月予報を発表しました。6月の前半は北から冷たい空気が日本付近に降りてきやすく、気温が平年より低め。特に朝晩ヒンヤリの日も多いため、体調を崩さないよう、そして農作物の生育の管理など注意が必要となりそうです。また、南からの前線の北上が鈍く、梅雨入りは平年より遅れる傾向、とみています。
6月後半は一転して気温高めで一気に蒸し暑さが増すとともに、この頃には梅雨に入りそうですし、梅雨入り早々、雨がまとまって降る日が度々やってくる心配もあります。
梅雨入りは遅くなっても、梅雨に入ると一気に大雨シーズン本格化の気配はありますので、大雨シーズンに向けた備えは着々と進めておきましょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)