養殖されているフグが傷つけあわないよう歯を切る作業=「歯切り」がきょう、下松市の笠戸島で行われました。
笠戸島にある栽培漁業センターでは仕入れたばかりのトラフグの稚魚、3500匹の歯切が行われました。
上下2枚ずつ、合わせて4枚の歯をもつトラフグ。
歯切をしなければ養殖している網にかみついて逃亡する可能性があるほか尾びれを噛みあって病気になることもあるといいます。
( 職員)
(Q、痛いのか?)「一応(歯の)下の方には神経は通っているという話なんですけどもなるべく歯だけを切って歯茎は切らないような形で」
この春からセンターで働きだした職員も歯切に初挑戦しました。
( 新入職員 中川大地さん)
「歯を一発で2本切らないといけないんですよそれを2本正確にぱっと切ってそれを流れ作業でやっていくのが疲れますね、疲れるというより大変です」
トラフグは7月に周南市の粭島で地元の小学生と一緒に2000匹を放流し、残る1500匹はこれからおよそ1年かけ育て、市内の飲食店を中心に出荷する予定ということです。
この記事の動画はこちらから再生できます