●4日(火)も、きょう3日(月)と同じような空模様…初夏のすがすがしさを感じる陽気に
●しばらく梅雨前線は南に離れたままですが、今週末は次第に西日本に迫ってくる見通し
カレンダーは6月に入ったものの、季節の歩みは少し後戻りのような空気となっています。梅雨前線は遠く南に離れ、北からの冷たい空気の流れ込みにより、きょう3日(月)は昼間は日ざし十分ではあったものの、最高気温は各地で平年を下回り、4~5月並みの気温となりました。
6月4日頃が、県内における梅雨入りの平年日なのですが、前線は、まだ、しばらくずっと南で停滞の見込みで、今週の県内は、晴れたり曇ったりの日々。今年の梅雨入りは、平年より遅くなることは、ほぼ確実、という状況です。
ただし、今週末頃になると上空の寒気や、移動性高気圧が去っていくにつれて、日曜日、そして来週の月曜日と九州南岸付近に前線が伸びてきて、県内は雲が増え、少し雨が降る可能性も出てきます。
前線が、このまま西日本付近に定着するかどうかは、まだハッキリ見えない状況ですが、平年より遅れても、じわじわと雨の季節は迫ってきそうです。清々しい空気に包まれているうちに、雨の季節への備えは、しっかり進めておきましょう。
あす4日(火)の県内は、きょう3日(月)と大体同じような空模様のイメージで、時々雲が出るタイミングもありますが、全般には晴れ間十分。朝の気温は、15度を下回る少しヒンヤリする所も多く、日中は広く20度台前半の気温で、初夏のすがすがしさを感じる陽気となりそうです。
今週、しばらくは晴れたり曇ったりの、落ち着いた天気が続く日々となります。ただ、日に日に昼間はじわじわと気温が上がって、今週後半は少し蒸し暑さを感じる空気へと変わっていきそうです。日曜日から来週の月曜日は、梅雨前線がやや北上してくることで県内は雲が多くなり、少し雨の心配もあります。6月も中旬に入ると、雨の季節の足音は、どんどん迫ってきそうです。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)