男性医師を名乗るSNSアカウントとのやり取りで恋愛感情を抱いた宇部市の60代の女性が現金210万円をだましとられる被害にあいました。
宇部警察署によりますとことし4月、宇部市に住む60代の看護助手の女性が外国在住の男性医師を名乗るアカウントとSNSでやりとりをはじめました。
相手からは、「退職金300万ドルが含まれた荷物を受けとってほしい」などとメッセージが届いたほか、配送会社を名乗るアカウントから「荷物の送料はあなたの負担になる」「荷物を受け取るためには名義変更が必要。手続きには、さらに現金が必要である。」などと伝えられ、話を信じた女性は先月7日から14日までの間、3回にわたり現金210万円を指定された口座に振り込みだましとられました。
女性は、相手が50代の日本人男性と信じ恋愛感情を抱いていたと話しているということです。
ことし4月に下関署でも海外在住の男性医師を名乗る同様の手口のSNS型ロマンス詐欺の被害が発生しています。
警察では、SNSで金を要求するのは詐欺の手口と注意を呼び掛けています。