去年3月以降のおよそ1年間で、うそ電話詐欺の被害を3回も防いだコンビニが岩国市にあります。
心がけているのは、躊躇せずに声をかけることです。
岩国警察署の田中正和署長から感謝状を受け取ったのは、セブン-イレブン岩国保津町店のチーフ=佐伯繁さんです。
5月10日、店に来た70代の女性が電子マネーを購入。
女性の携帯電話に「当選おめでとう」などと表示されていたことから、警察に通報し、被害を未然に防ぎました。
この店舗は去年3月と12月にも詐欺被害を防ぎ、警察から感謝状を受け取るのはおよそ1年間で3回目。
電子マネーを購入する客の年齢や挙動を確認し、少しでも詐欺が疑われたら躊躇せずに声かけをしているということです。
(セブン-イレブン岩国保津町店 佐伯繁 チーフ)
「お客様自身でご利用ですかと確認するようにしている。未然に防げて良かったなと、その一言に尽きる」
また、セブン-イレブン西岩国駅前店も、5月、70代男性の電子マネー購入を思いとどまらせ、詐欺被害を防ぎました。
それでも、ことしの県内の被害額は去年より大幅に増えていて、警察は、県内のコンビニに配布している「声かけシート」などを活用してほしいと呼びかけています。
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