子どものために仕事を休むことが当たり前の社会を目指して県はきょう休み方改革に向けたキックオフシンポジウムを開きました。
シンポジウムには県内事業所の経営者や人事担当者などおよそ250人が参加しました。
NPO法人ファザーリング・ジャパンの安藤哲也さんは「地球上で父親ほど素晴らしい仕事はない」と話し、男性の積極的な育児参加を訴えました。
県は、男性職員の長期育休取得100%を目指しているほか親子で過ごす時間を増やすため"家族でやま学の日”を導入しました。
児童・生徒が家族と校外学習などをするために平日に学校を休んでも欠席扱いにならないもので県立学校や一部の市町ですでに始まっています。
この制度を全国に先駆けて導入した愛知県では休み方改革に800を超える企業・団体が賛同しているということです。
(村岡知事)
「人手不足も深刻で企業も休ませることに厳しさが増している環境にあるが、子育てをしたり、家族を大切にしたり、そうした時間が取れるような形でマネジメントすることが目指すべき方向と思っている」
厚労省がきのう発表した去年の県内の合計特殊出生率は1.4。
夫の育児時間が長いほど第2子以降の出生率が高いというデータも示していてシンポジウムでは「男性の育休は個人の問題ではなくもはや社会の問題」といった意見が出ていました。
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