きょう7日(金)は広く高気圧に覆われたため、西日本を中心にスッキリと晴れた一日となりました。ただ、この晴天は長くは続かず、高気圧は次第に東へと遠ざかる見込みです。そして西に注目してみますと、大陸には低気圧や前線によるまとまった雲が見えます。
あす8日(土)は西から低気圧や前線が進んでくる影響で、夕方ごろからところどころで、にわか雨が降る予想です。夜にかけてもぐずついた空模様が続くと見込んでいます。
そして、あさって9日(日)になると、日付が変わった未明ごろから県内の広い範囲で、雨が降る見込みです。徐々に雨足が強まり、朝は瀬戸内側を中心に本降りの雨となる予想です。
そこから夜にかけても、雨は降ったり止んだりを繰り返し、時折強い雨になることもある見込みで、あさって9日(日)は一日傘の出番となりそうです。この低気圧や前線は、次第に県内から遠ざかるため、10日(月)の朝には雨は止むと見込んでいます。
この週末2日間が雨だと、梅雨入りかどうか気になる所ではありますが、「梅雨入り」の判断のポイントというものがあります。これまでの天候と、この先の一週間の予報で判断をした上で、梅雨入りの発表を行い、大雨への防災意識を高めるように呼び掛けています。
この土日の雨では梅雨入りと判断するには、まだ弱いと見込んでいます。来週もぐずつく天気は長続きしない予想で、梅雨入りはもう1週間先になる可能性もあるとみています。それでも空気感は、雨の季節らしくムシムシしてくるので、雨の季節は少しずつ近づいてきています。
朝からどんよりとした空模様となりそうです。西から進んでくる低気圧や前線の影響で、午後も厚い雲に覆われる見込みで、夕方ごろからはところどころで、にわか雨が降る予想です。日ざしも届きにくいですが、南寄りの暖かく湿った空気が流れ込むため、各地で最高気温は25度を超え、ムシムシとした夏日となる予想です。
あさって9日(日)は日付の変わった未明ごろから、広い範囲で雨となるでしょう。強く降るタイミングもあり、一日降ったり止んだりの空模様となりそうです。
週が明けた10日(月)も、明け方までは少し雨の残るところもありますが、次第に低気圧や前線が県内から離れるため、日中は日ざしの届くタイミングも出てきそうです。
11日(火)は最高気温が30度に迫るなど、一段と暑さが増してくる予想です。
12日(水)からはスッキリしない空模様が多くなるとみています。雨の季節らしく、今週よりもかなり蒸し暑くなり、着実に梅雨の時期が迫ってくるような、天気の流れとなっていきそうです
(KRY山口放送 気象予報士 秋山幸輝)