山口県内の電力供給を支える「水力発電」について知ってもらおうという授業が萩市の小学校で開かれました。
「水力発電寺子屋教室」と名付けられた授業には、川上小学校の児童=13人が参加しました。
児童たちはまず、手回し発電を体験し、1から電気を作る大変さを学んでいました。
(山口県の担当者)
「みんなが手でハンドルを回す代わりに、水が落ちるエネルギーを使ってハンドルを回してもらう、これが水力発電」
水力発電は二酸化炭素を排出せず、安定的に供給できる再生可能エネルギーで、県内では13の水力発電所で最大およそ5万世帯分の電気を賄っています。
県内の水力発電所で最も発電量が多い新阿武川発電所を見学した児童たちはダムから流れ出る水の勢いで水車を回し、発電していく仕組みを間近に感じていました。
( 児童は)
「自分の手で回したネコの模型より、ここで水を使って回しているのがすごいと思った」
(県企業局 電気工水課岩本大輝技師)
「小さいころから水力発電や再生可能エネルギーに触れてもらって将来のために役立てていただけたらと思う」
主催した県は今後、県内の高校でも同様の授業を行っていくということです。
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