ことし3月、大阪府の会社事務所の金品を盗もうとしたとして山口県下松警察署は7日、17歳と19歳の少年2人を逮捕しました。
このうち1人は、ことし３月に下松市で起きたバールで６０歳の男性をなぐり現金約６００万円などを奪った強盗致傷事件に関与したとしてすでに逮捕されていて、警察は、SNSなどで実行役を募る「闇バイト」の関連があるとみて捜査しています。
建造物侵入・窃盗未遂などの疑いで逮捕されたのは、茨城県神栖市の無職の17歳の少年と広島県広島市の自称解体作業員の19歳の少年です。
警察によりますと、2人はことし3月18日の午前5時4分ごろから3分間の間、大阪府吹田市内の会社事務所に侵入し、金品を盗もうとしたなどの疑いがもたれています。
警察は、2人がSNSなどで実行役を募る「匿名・流動型犯罪グループ」との関連があるとみて、それぞれの役割などについて調べを進めていますが捜査に支障が出るとして2人の認否については明らかにしていません。
このうち17歳の少年は、下松市で起きた強盗致傷事件に関与したとして、すでに逮捕されていて、警察は、同様に逮捕されていた住居不詳の男（20）、広島県竹原市のとび職の男（20）広島県広島市のとび職の男（21）の3人も関与しているとみて、余罪なども含めて捜査を進めています。