●あす12日(水)も日ざしタップリで最高気温30度以上の真夏日の地点続出
●空気に湿気が増えてきており、熱中症のリスク高まる暑さ
&二十四節気「夏至」が近く、晴れると強烈な紫外線に注意
●週末は梅雨前線が一時北上。来週はぐずつく天気が多くなり、やっと梅雨入りの気配
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山口県内は、梅雨を飛び越して、もう真夏のような厳しい暑さ…きょう11日(火)は最高気温が萩で32度台まで上がったほか、日本海側を中心に今年一番の暑さとなった所が多くなりました。
県内は梅雨入りの平年日は6月4日頃で、その平年日から1週間が過ぎたところですが、梅雨前線は日本の南で停滞中…
まだ、しばらく前線は南に停滞したままの予想で、梅雨入りは、さらに遅れることになりそうです。
そんな梅雨入りが遅い時の、特に注意したい2つのポイントがあります。
1つは、真夏並みの厳しい暑さ。最高気温30度以上の真夏日が続くとともに、空気に湿気も増えてきたことで、汗をかいても蒸発しにくく体の中に熱がこもりやすくなって熱中症のリスクが高まります。こまめな水分補給などとともに、エアコンなども適度な活用して暑さから身を守っていきましょう。
もう1つは紫外線。
来週には二十四節気の「夏至」が控えていて、晴れれば、6月の今の時期は太陽光線は一年で一番強力…紫外線も一段と強烈になります。夏は一日の7割の紫外線が昼前後に集中する、というデータもありますので、この時間帯のお出かけは特に、日陰を選んで歩く、帽子や日傘、日焼け止めなどの入念な対策も心がけていきましょう。
あす12日(水)も、多少薄雲がかかる時間はありますが、全般に日ざしタップリの一日。特に昼間は真夏並みに強烈な日ざしとともに、最高気温は30度以上の真夏日の地点が続々出てくるなど、多くの所で7月並みの暑さとなってきます。体力を奪う蒸し暑さに十分気を付けて、入念な熱中症対策を心掛けましょう。
木~金曜日も日ざしタップリ…山間部は局地的に夕立タイプのにわか雨もあるかもしれませんが、広い範囲での天気の崩れはなく、昼間は真夏さながらの厳しい暑さも続きそうです。週末は一時的に梅雨前線北上で、土曜日中心に雨の時間も。週明けは天気は少し持ち直すものの、来週半ば頃からはぐずつく天気が続く日々となる見通しです。週末以降、来週のうちには、やっと県内も梅雨入りとなりそうな雰囲気です。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)