スマートフォン向けの位置情報ゲームをきっかけに口論になった相手を足で蹴ったとして、海上自衛隊岩国基地は、男性隊員を停職5日の懲戒処分としました。
13日付で処分を受けたのは、海上自衛隊岩国基地・第81航空隊に所属する男性2等海曹(40代)です。
海上自衛隊によりますと、2等海曹は2021年2月15日の午後11時ごろ、岩国市内の公園でスマホ向けの位置情報ゲームアプリを遊んでいたところ、ゲーム内で他のプレーヤーに対する嫌がらせをしていた人物を発見。
2等海曹が注意したところ、口論となり、お互いの両手をつかみ合ったということです。
2等海曹は、「相手の方が体格が良く、暴行されると感じた」といい、振り払おうとした際、右足が相手の左ひざに当たりました。
相手にけがはありませんでしたが、海自岩国基地に通報し、事案が発覚。
2等海曹は「一時の感情による軽率な行為で、深く反省している」と話しているということです。
第81航空隊の菅原克憲司令は、「誠に申し訳なく思う。今後、隊員に対する服務指導を徹底し、同種事案の再発防止に努める」とコメントしています。