多発するうそ電話詐欺の手口を知ってもらおうという講習会が山口市で行われました。
講習会には小鯖地区の高齢者およそ70人が参加しました。
県内でのうそ電話詐欺被害は、先月末までに1億5000万円を超えていて、被害者のうちおよそ5割が高齢者ということです。
(山口県警・生活安全企画課 山本学犯罪被害防止アドバイザー)
「本当に被害が多いです。みなさんも人ごとじゃないと思ってもらって被害者が1人もでないようにお願いしたい」
参加者たちは、いわゆる「還付金詐欺」や防犯協会やNTTファイナンスなどを騙る電話をきっかけにキャッシュカードや電子マネーカードを要求されるケースが多いことなど具体的な手口について説明を受けていました。
(70代女性)
「びっくりする金額ですよね。」
(70代男性)
「携帯のメールに入るほうにも注意しないといけないと思った。一方的に入ってくるから」
(自主防犯ボランティア 山本繁さん)
「電話がかかってきたら誰かに相談する、子供でも親でもだれでもいい。(詐欺に)引きずりこまれないようにというのが私の希望」
県警では、今後も防犯ボランティアと連携するなどして県内各地で高齢者向けの講習会を行っていく予定です。
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