下関平家踊保存会は、会員だった50代の女性が保存会の活動資金196万円を私的に流用していたと発表しました。
保存会によりますと会員だった50代の女性は、去年6月からことし1月までの間に積み立てた会の基金や活動資金196万円を私的に流用していました。
女性が6月初めに副会長に伝え発覚しました。
女性は20年前から1人で活動資金などを管理していて、母親の医療費の支払いや借金の返済にあてたと話しているという事です。
女性は今月15日の総会で会員に説明し退会しました。
団体に市から補助金などは出ていませんが、市長が会長を務め市の観光政策課に事務局が置かれています。
保存会や市では、女性に返還を求めると共にチェック体制の強化など再発防止に努めたいとしています。