美祢市の秋吉台サファリランドで飼育されている「アフリカハゲコウ」にこのほど、2羽のヒナが誕生しました。
国内での繁殖は初めてとなります。
アフリカハゲコウのヒナは今月5日と11日にそれぞれ1羽ずつが孵化しました。
孵化した際は、体重90グラム、体長13センチほどでしたがすくすくと育ち、いまでは、体重1キログラム、体長20センチほどとなっています。
ヒナは、秋吉台サファリランドで2009年から飼育しているオスの「銀」とメスの「金」のペアの間に誕生したもので双方が代わる代わる協力して子育てに励んでいます。
アフリカハゲコウはオスの攻撃性が強いため仲の良いペアを作ることが難しいということで国内で、アフリカハゲコウの繁殖に成功したのは初めてです。
(秋吉台サファリランド動物部 獣医師大下梓さん)
「産卵から孵化に至るまで毎日祈るような思いでみていてやっとヒナの姿が見れたときは感無量、言葉にはならないうれしい思いだった」
アフリカハゲコウはアフリカに生息するコウノトリの仲間で成鳥は、翼を広げると2.5メートル以上になります。
国内では、秋吉台サファリランドを含め10施設、17羽しか飼育されていません。
秋吉台サファリランドでは今月末まで、毎日午後2時に飼育施設の前で、スタッフがガイドを行うことにしています。
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