●梅雨前線は、あす25日(火)にかけては九州に停滞 前線活動はやや弱めも、九州の雨雲の一部が県内に流入する可能性あり
●今週後半は再び前線北上&前線上の低気圧通過で 雨量まとまるタイミングも
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週末は一時激しい雨に見舞われた県内でしたが、週明けのきょう24日(月)は雨は小康状態となり、昼間は少し空が明るくなる時間もありました。
梅雨前線は週末より南下して九州を横切る形となっており、前線の活動自体も少し弱まってきています。
あす25日(火)にかけて、引き続き前線は九州に停滞する見込みで、九州には度々活発な雨雲の流れ込みがありそうです。また、時折、九州の雨雲が北に広がって、県内も弱い雨が降るタイミングがある、と見込んでいます。
あす25日(火)の県内は、雲の多いスッキリしない空模様で、午後を中心に瀬戸内側ほど所々で雨が降りやすい、とみています。雨の降り方は弱いため、お出かけには折りたたみ傘があれば良いでしょう。引き続き空気は湿気たっぷりで梅雨独特のジメジメ感…気温は、朝から20度以上、日中は27度くらいの所が多いでしょう。
そして、次に再び県内で災害発生の心配も高まるような、まとまった雨が心配なのが、前線北上&低気圧通過の木~金曜日頃と見込んでいます。ここでは、活発な雨雲が流れ込むことで、激しい雨、風も心配な状況になる可能性もあります。
週末の大雨では、ギリギリ警報は出なかった県内ですが、地面の中には多くの雨水が含まれる状態になってきています。今後は、雨がまとまり始めると、今までよりも早く災害の危険度が高まる可能性も踏まえながら、大雨への緊張感を高めてお過ごし頂きたいと思います。
今週半ば以降、再び前線が県内付近まで北上しやすくなり、さらに活動も活発になることで、いっそう度々雨が降りやすい、梅雨最盛期らしい空模様に…木~金曜日が次の雨のヤマ場で、時折激しく降り、再び大雨への緊張感が高まる状況となるおそれがあります。
その後、今週末から7月の初めも、度々ぐずつく天気ですが、ジメジメ感は一層増し、曇りや雨でも最高気温が30度以上となる日も出てくる予想です。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)