制限速度50キロオーバーに走行中にスマホ閲覧…
宇部市交通局はきょうバス運転士2人を停職の懲戒処分にしたと発表しました。
宇部市交通局によりますと停職4ヶ月の処分を受けた41歳の男性運転士は先月15日、山口宇部道路で回送バスを走らせていた際、法定速度70キロのところを128キロで走行したほか、法定速度80キロのところを2回にわたり120キロを超える速度で走っていました。
匿名の通報を受けバスに搭載されているドライブレコーダーなどで確認されたもので市交通局の調査に対し、「休憩時間を多く取りたかった」などと話しているということです。
この運転士はほかにも、シートベルトを着けていなかったり。電子タバコを喫煙しながら走行していたということです。
一方、停職3か月の懲戒処分を受けた50歳の男性運転士は、今月4日、乗客を乗せたバスを運行中、私物のスマートフォンを20回以上操作・閲覧していたということです。
また、先月27日には自己判断で時間調整のためとし終点直前のバス停で停車、車外で喫煙していたということです。
宇部市交通局では2件の不祥事を受け大谷唯輝交通局長が来月分の給与の10%を自主返納するほか管理職4人を文書訓告しています。
宇部市交通局では今年2月に別の運転士が危険運転をし、停職の懲戒処分を受けています。
このため、市交通局では再発防止に向けて調査委員会の設置に向けて準備を進めていましたが、その矢先に、不祥事が繰り返された形となりました。
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