下関市豊北町で東京にあるJR東日本エネルギー開発が風力発電事業を計画しています。
市の環境審議会は、十分な科学的調査を行い地域住民の不安の低減に努める事などとする答申書を 前田市長に手渡しました。
現在、下関市豊北町の白滝山では、大阪にある「きんでん」のグループ会社「白滝山ウインドファーム」が風力発電事業を行っています。
JR東日本の子会社であるエネルギー開発は、ウインドファームの事業終了後に長門市側までエリアを広げて事業を行う計画で最大18基の風力発電機を設置する予定です。エネルギー開発では、事業が環境に与える影響をどのような項目や方法で調査・予測するかをまとめた環境影響評価方法書を作成し、今年3月に公表しました。
市の環境審議会は、3回に渡って方法書について審議しました。
答申は、騒音や水質など6項目で、十分な科学的調査を行うと共に自然環境などに著しい影響を及ぼす可能性が明らかになった場合は、縮小や中止も含めて検討する事としています。
(下関市環境審議会 荒井 修亮会長)
「住民への説明を丁寧にしないと今あるからまたやっていいじゃないかという感じになると住民は納得できないだろうから新しい事業者にとっても初めてそこで事業を始めるという初心にかえってきちっとした説明をしていただく
今回の答申を踏まえ来月(7月)上旬までに市長意見を知事に提出します。
また、この事業を巡っては、地元に計画の撤回を求める団体が作られ署名活動を行っています。
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