●九州を横切っている梅雨前線が次第に北上…あす27日(木)は午後ほど強雨や雷も
●28日(金)は一段と活発な雨雲流入 先週の大雨に匹敵か、それ以上の大雨のおそれも
●来週は夏の高気圧が一時的に勢力拡大で 真夏の空&猛烈な暑さの日も
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きょう26日(水)も梅雨前線は九州に停滞し、九州南部では活発な雨雲が流入しましたが、県内は時折弱い雨雲が流れ込んで、少しにわか雨がある程度にとどまりました。
このあと、九州方面の雨雲が、さらに大きく北へと広がっていきます。梅雨前線が北上し始めるためで、あす27日(木)の県内は、次第に本降りの雨となっていき、時折、雷を伴って雨脚が強まることもありそうです。
さらに、あさって28日(金)にかけて、梅雨前線は対馬海峡~山陰沖付近まで北上。県内には、いっそう活発な雨雲が流れ込みやすくなり、度々激しい~非常に激しい雨となってきそうです。
今後、見込まれる雨の量ですが、あす27日(木)夜~28日(金)にかけて多いところ150ミリと見込まれ、先週末の時に匹敵か、それ以上となってくるおそれがあります。
大雨に伴って、今後、「大雨警戒レベル」も上昇していきそうです。あす27日(木)のうちに「レベル2」の大雨注意報が出る、とみられ、あさって28日(金)は「レベル3」…警報級の大雨の可能性もあり、雨のまとまり方によっては「レベル4」…危険な場所からは全員避難、という状況もあるかもしれません。
このことを踏まえ、今、行えることは、早めに心構えを高めることです。
改めて避難経路や場所の確認、持ち出し品のチェック、そして随時、最新情報はこまめに入手しておくなど、大雨に対する備えを、お願いします。
山口県内は、今夜は次第にシトシトと雨が降り出し、あす27日(木)は朝から晩まで雨が降ったり止んだり。特に午後ほど、度々雨脚が強まり、雷を伴って強い雨になる所もあるでしょう。ぐずつく天気のため、日中の気温は25度前後にとどまる所が多い見込みです。
金曜日は、度々激しく、もしくは非常に激しく雨が降るおそれがあり、降り方によっては災害の危険が高まる、警報級の大雨となるおそれがあります。安全をしっかり確保できる場所で過ごすなどの心がけを、お願いします。
週末は大雨は落ち着いてくるとともに、徐々に南の夏の高気圧が勢力を拡大してくる予想で、来週初めまでは不安定な空模様も、来週半ばは、まるで真夏到来のような天気。そして最高気温35度に到達する、猛暑日の可能性もあります。
まずは目先の大雨に対して、しっかり緊張感を高めて過ごしましょう。その後は、一時的ながら真夏の暑さになることを踏まえて、健康管理などにも十分気を付けて、お過ごしください。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)